Mission

1.課題に立ち向かえる人材を輩出し、まちの課題を解決していく

2.小高を日本一やさしいまちにする

南相馬市では、東日本大震災から2018年で7年が経過しました。復興は少しずつ進みましたが、地域の状況は一転。20~30年先の未来を先取りした「課題先進地域」と呼ばれるようになりました。

この地域の中で、たくさんの意思あるプレイヤーや行政が立ち上がり、さまざまな事業が進んでいますが、まだ地域の状況を覆すようなにインパクトのある事業が生まれたとは言い難い状況です。

未来への道筋を見出すことができない状況の原因の1つに、プレイヤーたちのスキルやノウハウが、今の課題の難易度に対して不足していることがあると考えています。RPGで例えると、やっとこさLv10になったところなのに、ラスボスがあらわれてしまった・・・というような状況だと考えています。

この状況を打破し、道筋を立てるためには、レベルをあげて、仲間を集めて、強い武器と防具を手に入れ、使いこなす・・・そういう行動が必要だと思うのです。

地域の課題において、最先端を走っているこの地域で、人材を集め育て、課題に立ち向かう能力をもった人材を輩出することができれば、まちの課題は解決し、よりよい街になっていく。そう信じて活動しています。


人口約2500人のまちに通う500名の学生。

彼らをキーに、このミッションを達成していく

私達が中心的に活動している地域は、南相馬市小高区という地域です。この地域は、震災直後福島第一原子力発電の放射能被害を考慮し、警戒区域とされた区域でもあります。2016年7月に大部分の避難指示が解除され、居住が可能となりましたが、帰還率は20%超、人口は約2,500名にとどまっている状況です。高齢化率も約50%となり、まちをどのように残していくかという命題が目の前にぶら下がっています。

一方で、この地域には小高産業技術高等学校という高校があり、約500名の高校生が、居住こそしていないものの通学しています。通学時間は彼らの往来が街を賑わします。

困難な状況ですが、この未来ある若者にこの地域の課題に取り組むことを通じて成長する機会を提供できるのではないかと考えています。まちづくりに取り組み、それを通じて課題の解決を学び、成長していく。社会課題を解決できる、即戦力となる若者を輩出できる高校があるとなれば、必然的に注目も高まります。また、その中の一部がこのまちに興味と愛着を持ってくれる若者が定着すれば、地域の課題も解決していくのではないかと思っています。



IT技術とコミュニティの力を活用しながら、小高を日本一にやさしいまちに

「課題」というのは、目指すべき理想の姿があり、それと現実の状態のギャップを示す言葉です。目指すべき姿なしに課題を語ることはできません。

そこで、わたしたちは活動地域である小高地域をIT技術とコミュニティの力を活用しながら「日本一やさしいまち」にしていこうということを掲げています。地域住民が一斉に非難してしまった状況は危機的ではありますが、今の状況だからこそ、新しい技術インフラやライフスタイルを受け入れやすいタイミングとも言えます。

もともとこの地域にあった、自分たちの力で地域をつくりあげていこうとする精神や、お互いをコミュニティの中で支えていく暮らし方に、シェアリングエコノミーやAIのような新しい技術インフラをうまく溶け込ませていけば、若い人にも高齢者にも優しい、とても暮らしやすい街ができると考えています。こうした結果を示していくことによって、この地域を盛り上げる以上に、日本中の地域の状況を変えていく力になっていければと考えています。

組織概要

名称:一般社団法人オムスビ

住所:〒979-2121 福島県南相馬市小高区東町1-67

設立:2017年4月

代表理事:森山貴士

従業員数:理事3名,従業員3名(2019年6月現在)